フェムケアを文化に
フェムケアニストとは、
女性の身体の構造と機能、その関係性を理解し、助けが必要な女性の状態を評価しその人に必要なケアを的確に提供できる女性のスペシャリストの事です。
フェムケアニストはまず自分自身の事をよく知りフェムケアを通して自分の個性を輝かせるという事を常に研究し体現しています。
フェムケアニストは自分自身と向き合い自分を癒す事が重要です。
そうでないと目の前の女性を癒すどころか棘を与えてしまうからです。
真に癒されて溢れるエネルギーで目の前の女性に手を差し伸べるのがフェムケアニストです。
フェムケアニスト養成講座への想い
助産師になった私は正直困り果てていました。
⼥性の身体が何もわからない。
勤務先のマニュアルを覚えて仕事がこなせるようになってもいくら点滴が上⼿くなっても、⼥の⼈にとっての本質的なサポートをしている実感が無い。
何の助けにもなって無いどころかお産の緊迫した場⾯では⾃分の焦りや恐怖⼼が、お産がうまく進むのを邪魔している気にさえなってきました。
助産師になったところで⾃分は何も出来ないどころか⾜を引っ張っている!
安産に向けて⼀⽣懸命頑張った⼥性が屈辱的な思いをしたり、傷をつくったり、命を失うこともあるお産の現場。
医療者ももちろん⼼身を病みます。
私は⾃分の⼒を信じることもできず、逃げることもできない状況で必死に答えを探し続けました。
⾃分⾃身ずっと重かった⽣理痛や便秘を改善したいこともあり、ご縁をいただきイトオテルミーを学びました。
身体のデザイン、本来の使い⽅を知るためにフランクリンメソッドを学びました。
それでもまだ⾃分の中で⼥性の身体を診る核、軸が定まらず、オステオパシーという医療哲学に辿り着きました。
ここでの学びは今までの学びと⽐べ物にならないくらい苦労しました。
哲学、膜の動き、関節へのアプローチ、毎回覚えきれないほどの複雑なテクニック。
仲間に助けられなんとか毎回の進級試験をパスし、卒業試験にも受かる事ができました。
卒業した頃にようやく気付いたことがあります。
それは⾃分の⼼身を癒していかないと感覚も身につかないという事です。
本来の⾃分の健康な状態に戻り⽣まれ変わることでやっと⼈の身体に触れてわかる事があるんだということです。
⼥の⼈の感性が発揮されていれば私が感じた苦労は要らないと思いました。
約10年⼥性の身体を研究しようやく最近⾃分との信頼を取り戻しつつあります。
そしてあの時困り果てていた私のために、⼥性のプロフェッショナルになるための学校をつくろうと思いました。
現在、0期⽣3名、1期⽣7名の計10名で楽しく学んでいるところです。
学校のコンセプトはオステオパシーの哲学のもと「⾃然を学び⾃然と遊び癒し癒され溢れ出すエネルギーで⼥性を癒す」医療従事者やセラピスト、
そういった職業に憧れる⽅を私は、癒されたい、⾃分との信頼関係取り戻したい、そしてあらゆる事から⾃由になりたい⼈だと捉えています。
⾃分が癒されていないと⼈を癒す事ができません。
まず⾃分が癒されなければいけないケアされるべき存在だと認めなければいけません。
それは⾃分が覚えていない胎内の記憶や出産時の衝撃、トラウマかもしれません。
恐怖の体験、失恋かもしれません。カリキュラムでは⾃分の状態を知り⾃分の身体を深く研究します。
そして⾃分の身体、健康、幸せをコントロールする⾃然の法則を学び掘り下げていきます。
その作業を繰り返す事で触診技術が上がり⽬の前の⼥性が視えるようになります。
授業を受けるたびに⽟ねぎの⽪を剥くようにあなた本来の輝きが戻りパワーがみなぎるような学校です。
ここ数年、フェムテック フェムケアという⾔葉が徐々に浸透してきています。
これをただの商業的なブームではなく⼥性の真の幸せに繋げなければいけません。
オステオパシーの哲学のもと、⼥性が持つ機能を最⼤限発揮するために、⽬の前の⼥性を総合的に⾒⽴て、
その⼈に必要な刺激を与え、その⼈がすでに持っている⾃然治癒⼒を引き出せるフェムケアニスト、⼥性のプロフェッショナルが今⽇本に必要です。